首都圏の中学受験について算数を中心に語っていきます
女子校分析(8) フェリス
2017年03月09日 (木) | 編集 |
この学校を目指すのにお勧めの塾

合格者数はサピックス71名に対して日能研61名と拮抗。またこの2塾で合格者数の2/3を占める。万遍なく強いサピックスと神奈川に強い日能研に偏るのはある意味当然か。それ以外の塾からでもチャンスはあるが、同レベルの仲間が多くいるという環境を求めれば2塾が有利なのは動かない。

算数出題傾向

単元で言えば数の性質・速さ・平面図形が中心だがこれらはどの学校でもある程度共通する。これら以外でフェリス特有と言えるものを挙げるとすると立体図形の出題だろう。女子校の問題としては非常に高難度な問題が出されることも多く、捨てるか得点源にするかの二択に近いのが現状。
また記述式なのも本校の特徴で、単位まで書かせるのは非常に稀。単元ごとの対策に加えて記述対策も進めていく必要があり、本命校として受けるのならともかく、第二志望校として受ける場合は非常に負担が大きくなるので注意が必要。

学習の進め方

受験者平均点が50点前後になることが多く、算数が難しい女子校の代表校と言える本校の対策は基本的に2つ。立体対策までバッチリとやって高得点狙いに行くか、立体は捨てて他で拾っていくスタイルにするかである。後者の場合は出題傾向でも触れた数の性質・速さ・平面図形を徹底マークした上で記述対策も行って部分点狙い。算数が苦手な場合はこの形で行く方が受かりやすいだろう。ただし気をつけるべきなのは本校の算数はワンパターンな解法暗記では勝負にならないところ。倍数条件や和と差に注目させることが多く、問題の本質を見抜く分析力が低いと手も足も出なくなることも。苦手なりに考える習慣を日頃からつけていくと良いだろう。

有力併願パターン

1日フェリス2日洗足が数年前までは有力パターンだったが、洗足の難化により選択肢が狭まった印象。要はフェリスで合格を狙えるレベルでも2日の洗足を落としてしまうことが増えたので、2連敗を織り込んだ併願を考えていくだけでなく、洗足の回避まで考えなければならない状況ということである。洗足の代替校としては湘南白百合か鎌女だが、この2校に通えないとなるといよいよ大変。神大附属ぐらいか。
フェリス→洗足以外で押さえる→横浜共立→休み→頌栄(洗足)がサピックス偏差値50ぐらいの子にはちょうどで、55以上なるならばフェリス→洗足→午後広尾→横浜共立→鎌女→洗足のような形で目一杯に構える感じで。
ちなみに今の神奈川女子は偏差値50前後の子にとっては適当な学校が少なくて併願が組みにくいので、フェリスが厳しそうならば1日から横浜雙葉に行っておいた方が一番手堅いというのが個人的な見解。横浜雙葉は記述が多いので、フェリスからの転向の場合に無駄が少なくて済むという利点もある。この辺りは6年秋の志望校別SOの結果を踏まえながら考えていくと良いだろう。

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女子校分析(7) 立教女学院
2017年03月01日 (水) | 編集 |
この学校を目指すのにお勧めの塾

2017年度の合格者数はサピックス63名に対して日能研30名とダブルスコア。合格者数は約130名なので2塾で約7割を占めることになり、サピックス単体でも約50%と圧倒的な数字を誇る。出題傾向を踏まえるとカリキュラム的な優位点がハッキリしているわけではないが、サピックスの方が立ち位置がより分かりやすいというメリットはあるだろう。

算数出題傾向

記述は一切なく、思考力系も出題されないオーソドックス型である。ただ本校は年によって算数の難易度が激変し、平気で前年度+20点とか-10点とか変動するのでたまらない。易化の時は特に問題はないが、難化の時にしっかり点を取るためには「1ランク上の学習」をしておく必要がある。
サピックスでの偏差値は47だが、これをベースにすると52ぐらいまでは対応出来るぐらいが望ましい。その点から考えると、サピックスが実績で抜きんでているのは算数の学習難易度が高いことに起因している可能性がある。日頃からきつい問題をやらされている分だけ難化した時に対応しやすいということである。

学習の進め方

前述のように難化することを想定したうえで学習していくことが望ましい。と言っても難問ばかりにアタックしても意味は無く、まずは基本部分をしっかり取って差をつけられないようにすることが第一。特に文系タイプの子の場合は「難化した時はきつい問題を捨ててピンポイントで拾っていき、合格者平均-10点ぐらいまでで抑えきる」という戦術が有効。一方で算数が得点源の子は難化した時こそ差をつけられるようにしておかないと、一緒に沈んで算数で稼げないことになって悲惨。要はそれぞれの適性によって学習方針が変わってくるということ。守りを固めるか攻めに出るか。たんに塾のテキストをこなすのではなく、しっかりとした戦略性が求められる

有力併願パターン

王道は立女→青学→慶應中等部。出題傾向的にも相性が良く、合格者の相当数はこの形で組んできているはず。ただしこれは「立女は通過点」という人が組む併願。本命ならば立女が不合格であることを想定したうえで組んでいく必要がある。
附属系で考えると2番手として有力なのは日本女子大附属。3日の一発勝負でも十分狙える学校であり、立女対策をしておけば出題内容的にも問題なく対応出来る。ただ、よみうりランドはやや遠いか。
立地条件を考えると浮上するのは共学だが法政大学。3日5日と2チャンスあるのも魅力的。2日に鉄板押さえ校(学力に応じて共立・富士見・光塩・国学院久我山・山脇など)を持ってきておいて法政→中大附属・成蹊→法政と組むのはかなり有力なプランと言えるだろう。

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