首都圏の中学受験について算数を中心に語っていきます
中学受験ママ育成講座(2) 塾に通い始めたら
2016年11月09日 (水) | 編集 |
今回は塾に通い始めたお子さんへの接し方を中心にお話します。

まずは褒めて伸ばそう

私自身は「褒めて伸ばす教」の信者ではなく「鍛えて伸ばす教」寄りなのですが、入塾直後の子供に対しては褒めて伸ばすのがベストだと思います。事前にかなり仕込んでいる子やずば抜けて能力が高い子でない限りは入塾直後はなかなか流れに乗ることが出来ませんし、持っている能力を発揮することも出来ません。自分が知らないことを周りは当たり前のように知っていて、それが前提になって授業が進められていくことへの不安は、大人よりも子供の方が敏感に感じ取ります。そしてその中で手探りながらも精一杯頑張ってくるわけですから、まずはそのこと自体を評価してあげることが大切です。10のうち3しか理解してこなかったとしても、残りの7には目をつぶっておいて、3を大いに評価してあげましょう。そのことによってお子さんは自信をつけ、より前向きに授業に取り組めるようになり、今度は4または5を理解して帰ってくるようになります。もちろんこれには個人差があり、成長がスローペースな子もいますが、そういう子こそ焦って結果を求めたり急かしたりしてはいけません。学習が軌道に乗っていない時点で結果を求めてしまうと場当たり的な暗記学習に走ってしまう危険性があります。またテストの結果を改ざんしたり不正に走ったりしてしまうケースもあります。これらは子供ではなく大人の責任です。そういう行為に走らざるを得ない状態に大人が追い込んでしまっているのです。

勉強のスケジュールを立ててあげよう

4~5年生の子供はどこまでやれば良いか、自分がどこまで理解できているかをなかなか把握することが出来ません。ですので慣れるまでは学習スケジュールを親がきちんと立ててあげるべきです。ただ最後まで親任せで頼りっきりの子は中学に入ってから苦労しますので、途中で独り立ちさせることを前提にして少しずつ本人の意見を反映させていくようにすると良いでしょう。ただその際に気をつけるべきことは「自分が高校や大学の時にしていたような大人の学習方法」を押し付けないようにすることです。あくまで対象は小学生で、学習内容も中学受験です。塾に電話して相談するなどして我が子に合った正しい学習の進め方を考えるようにしましょう。

取りこぼしはあってもOK

スパイラル方式のカリキュラムを採っている塾の場合は4~5年生の時の取りこぼしは致命傷にはなりません。後の学年でまた学習する機会がありますから、そこでカバーすることが可能です。ですので無理に現在の単元を全マスターさせようとする必要は無いのです。それよりも出来る分を完璧に身につけさせる方を優先させましょう。特に算数においては10の内容を60%の精度で身につけさせるよりも、6の内容を100%の精度で身につけさせておいた方が絶対に有利です。最初の学習での精度が低いとのちの学習の時にまた1からやり直す羽目になることが多く、入塾時と同じ「自分が知らないことを周りは当たり前のように知っていて、それが前提になって授業が進められていく」が繰り返されることになります。そうならないためにも範囲を絞ってしっかりと定着させ、身につけたことを大いに褒めてあげましょう。とにかく最初は自信を持つことと受験勉強を苦痛に思わないようにさせることが大切なのです。
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