2016年12月02日 (金) | 編集 |
昨年の12月5日に掲載した限定コラムを無料公開いたします。この時期まで来るとメンタルのコントロールが何よりも大切になってきます。お子さんがマンスリーでやらかして落ち込んでいたならば当記事を参考にして是非フォローしてあげてください。
6年生は最後のマンスリーが終わりましたがいかがでしたでしょうか?最後に自己ベストを叩き出した子もいれば、まさかの自己ワーストに沈んだ子もいるでしょう。人それぞれです。良かった子は前向きに受け止めて最後まで頑張るのみですが、問題なのはやらかした子。今回はそのやらかした子への接し方についてお話していきます。
まずは逃げなかったことを褒めてあげよう
最後のマンスリーになるとクラス(ブロック)をキープするために回避する子が続出します。ですが、そうやってクラスをキープした子たちよりもきちんと受けてコースが下がってしまった子たちの方が結果が良いことが多いです。合否を決めるのはサピックスのコースではなく純粋な学力、そして精神力です。回避した子は精神面で既に押されてしまっているわけで、もっとプレッシャーのかかる本番に大きな課題を残したことになります。一方で下がってしまったとはいえ恐れずにマンスリーに臨んだ子はそれだけでプラスと言えるでしょう。大いに褒めてあげるべきです。
最悪なのは一緒に親まで落ち込んでしまうことです。親子して落ち込み、「こんなことならば受けなければ良かった」という空気を家庭内に作り出すのは大きなマイナスです。「失敗に終わったとしてもチャレンジすることには意味がある」ということを理解させることは中学受験でも今後の人生でもとても大事なことです。「これが本番でなくて良かった。本番で頑張れば良いじゃん」と励ましてあげましょう。失敗したことを否定せずに次へのチャレンジを後押ししてあげることによって子供はまた頑張れるのです。
学習のメインはSS・冬期講習と位置付ける
この時期の学習の中心はSSと過去問、そして来る冬期講習(正月特訓)になります。つまり平常授業の優先順位は元々低く、ここでのクラス落ちはそこまで痛くはないのです。また、難関校を受ける場合、確かにクラスが上であった方が良いのは間違いありませんが、大きく落ちた子は基本的な部分に弱点があったということでもあります。ですので進度が緩やかなコースの方が立て直しやすいという面もあるのです。春先の保護者会を思い出してみましょう。「こんなコースからこんな学校に!?」という結果が沢山ありませんでしたか?それらの大半は最後のマンスリーで大ポカをした後に立て直した子たちなのです。そのまま沈むか復活するか。全てはこの後に頑張り次第です。
第4回合判SOでプレッシャーをかけすぎない
マンスリーでの失敗を取り返そうと入れ込み過ぎると逆に失敗します。一つのミスを恐れたために時間配分などを失敗し、連鎖的にミスを誘発してしまうケースが多いからです。ですので「次もダメだったら志望校を下げるからね!」などとプレッシャーをかけるのではなく、前回の失敗の原因を冷静に分析し、具体的にどうすればミスを防げるのかを話し合いましょう。そしてその対策が上手くいって結果を出せたならば、マンスリーでの失敗は逆にプラスとなって本番に好影響を与えるでしょう。
志望校別授業でのクラス落ち、1月受験でのまさかの失敗、1月中旬以降の体調不良など今後もいくつかのトラブルが起きる可能性があります。そしてその度にお子さんは動揺したり不安を覚えたりします。その時に支える役目を果たすのは他ならぬ保護者です。ですので一緒になって狼狽えたりせず、何が起きても大丈夫なように十分に準備を整え、お子さんが安心して本番を迎えられるようにドーンと構えられるようにしましょう。
※有料版では12月以降の過ごし方についての限定コラムを掲載予定です。その他にも各種教材解説記事も更新していきますので是非ご活用ください^^
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まずは逃げなかったことを褒めてあげよう
最後のマンスリーになるとクラス(ブロック)をキープするために回避する子が続出します。ですが、そうやってクラスをキープした子たちよりもきちんと受けてコースが下がってしまった子たちの方が結果が良いことが多いです。合否を決めるのはサピックスのコースではなく純粋な学力、そして精神力です。回避した子は精神面で既に押されてしまっているわけで、もっとプレッシャーのかかる本番に大きな課題を残したことになります。一方で下がってしまったとはいえ恐れずにマンスリーに臨んだ子はそれだけでプラスと言えるでしょう。大いに褒めてあげるべきです。
最悪なのは一緒に親まで落ち込んでしまうことです。親子して落ち込み、「こんなことならば受けなければ良かった」という空気を家庭内に作り出すのは大きなマイナスです。「失敗に終わったとしてもチャレンジすることには意味がある」ということを理解させることは中学受験でも今後の人生でもとても大事なことです。「これが本番でなくて良かった。本番で頑張れば良いじゃん」と励ましてあげましょう。失敗したことを否定せずに次へのチャレンジを後押ししてあげることによって子供はまた頑張れるのです。
学習のメインはSS・冬期講習と位置付ける
この時期の学習の中心はSSと過去問、そして来る冬期講習(正月特訓)になります。つまり平常授業の優先順位は元々低く、ここでのクラス落ちはそこまで痛くはないのです。また、難関校を受ける場合、確かにクラスが上であった方が良いのは間違いありませんが、大きく落ちた子は基本的な部分に弱点があったということでもあります。ですので進度が緩やかなコースの方が立て直しやすいという面もあるのです。春先の保護者会を思い出してみましょう。「こんなコースからこんな学校に!?」という結果が沢山ありませんでしたか?それらの大半は最後のマンスリーで大ポカをした後に立て直した子たちなのです。そのまま沈むか復活するか。全てはこの後に頑張り次第です。
第4回合判SOでプレッシャーをかけすぎない
マンスリーでの失敗を取り返そうと入れ込み過ぎると逆に失敗します。一つのミスを恐れたために時間配分などを失敗し、連鎖的にミスを誘発してしまうケースが多いからです。ですので「次もダメだったら志望校を下げるからね!」などとプレッシャーをかけるのではなく、前回の失敗の原因を冷静に分析し、具体的にどうすればミスを防げるのかを話し合いましょう。そしてその対策が上手くいって結果を出せたならば、マンスリーでの失敗は逆にプラスとなって本番に好影響を与えるでしょう。
志望校別授業でのクラス落ち、1月受験でのまさかの失敗、1月中旬以降の体調不良など今後もいくつかのトラブルが起きる可能性があります。そしてその度にお子さんは動揺したり不安を覚えたりします。その時に支える役目を果たすのは他ならぬ保護者です。ですので一緒になって狼狽えたりせず、何が起きても大丈夫なように十分に準備を整え、お子さんが安心して本番を迎えられるようにドーンと構えられるようにしましょう。
※有料版では12月以降の過ごし方についての限定コラムを掲載予定です。その他にも各種教材解説記事も更新していきますので是非ご活用ください^^
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