首都圏の中学受験について算数を中心に語っていきます
女子校分析(5) 吉祥女子
2017年02月24日 (金) | 編集 |
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2017年度入試の合格者数はサピックス146に対して日能研は79名とダブルスコアに近い数でサピックスが圧勝。同ランクの鴎友と比べると差が大きくなっているが、その理由は明白で女子学院との併願が可能なため。女子学院でサピがトリプルスコアに近い数値で圧勝していて、戦力の厚みの差が露骨に出ているということである。よって「吉祥女子が適正またはチャレンジの子を合格させる力の差」とそのまま受け止める必要は無く、吉祥女子に限定すればサピックスでも日能研でも大差は無いのが実態だろう。このことより、わざわざ近くの日能研を回避して遠くのサピックスに通ったりするのはお勧めしない。もちろん同じ距離にあるのならば同レベルの子の層の厚さを考えてサピックス。ただし決定的な差には成り得ないので、友人が日能研に多くて通いやすいとかならば日能研でも問題無し。

算数出題傾向

途中式を書かせる問題が2016年度より導入されたが鴎友ほど極端ではないので記述力による差はそれほど出ない。問題構成は小問集合+大問4題が基本形。大問は1題が(6)まで続くようなこともありボリューム感がある。また問題の本質は基本的なものであっても出題の仕方に工夫がみられるため単純なパターン暗記では得点しにくい。以上のことから本校の算数に必要な要素は標準レベル以上の知識・分析力・スピードの3つである。思考力や記述力といったものはあるに越したことはないが重要なファクターではない。

学習の進め方

出題傾向的に狙い撃ちはしにくい学校なので、幅広い学習をする方が効果的である。つまり特定のパターンに強くなるように特化学習するのではなく、どのような出され方をしても対応できるようにする方が受かりやすくなるということ。この点は先日扱った鴎友とは真逆である。
6年秋以降もバランスの良い学習を進める方が良く、「過去問を徹底的にやり込む」みたいなのは逆効果なので覚えておくと良い。また近年難化傾向にあるので、過去の合格最低点を上回っていても何の意味も無いので注意。特に2回と3回は別世界。

有力併願パターン

入試日は3回あるが後になればなるほど厳しくなる死のロード。本命ならば最後まで行くしかないが、途中で合格を拾っておかないと行き先が無くなるので注意が必要。押さえの最有力は3日校の大妻・晃華・共立の3校。ただこれらが鉄板中の鉄板でない限りは1~2日に午後受験で押さえておく方が良い。具体的には女学館・恵泉・国学院久我山・東京農大あたり。1日の午後に広尾を入れるのは強気パターンで、「午前午後と連敗して2日に吉祥女子に行く」といった泣きたくなるようなケースも十分に想定しておかなければならない。精神面のケアを考えると合格を取りつつ受けていく形がベストなので、1日午後と3日は必勝態勢にしておくことをお勧めする。

※有料ブログ「中学受験を斬る」では併願についてより詳しく解説した「最強の併願シリーズ」を公開しています。2017年度最新版も後日公開しますので興味のある方はご覧ください^^
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