首都圏の中学受験について算数を中心に語っていきます
男子校分析(1) 麻布
2017年03月03日 (金) | 編集 |
この学校を目指すのにお勧めの塾

合格者数はサピックスが181名と日能研の75名を大きく引き離して独走。占有率は50%弱にも及び他の追随を許さない。中~大規模校舎ならば単独で二桁の合格者を輩出し、カリキュラムのみならず「同じ学校を目指すハイレベルな仲間が多くいる」という環境面での差は非常に大きい。麻布に限らず男子上位難関校は実績が実績を呼ぶスパイラルに入っており、当分の間はサピックス1強は揺るがないだろう。

算数出題傾向

Bタイプ(思考力)系の代表格であり、思考力・分析力を問われる問題が多く出題される。知識一辺倒の子の場合は苦戦する傾向が強く、「偏差値が5以上足りないが地頭が優秀な子」の一発の前に沈むシーンは決して珍しくない。基礎学力の高さはもちろん必要であるが、それ以上に適性の高さが重要になる学校である。

学習の進め方

前述のように思考力系の問題が出題されるが、早い段階から特化する必要は無い。土台となる基礎学力が高ければ高いほど思考力は伸びていくので、両者を全くの別物として捉えてはいけない。単純に数式化できるものではないが、基礎学力×適性=思考力と思えば良いだろう。基礎学力が8の子でも適性が4ならば32だが、基礎学力が4の子でも適性が9ならば36で逆転する。これが本校での逆転パターンのからくりである。
とは言え、適性が全てというわけではない。適性が5でも基礎学力が10ならば余裕で受かるし、適性が10でも基礎学力が2ならば勝負にならない。結局は総合力で決まるわけであり、努力は裏切らない。どういうタイプであったとしても6年秋までは基礎学力の向上に励むべきなのである。
ただし「自分の頭で考える習慣」というものはつけておくべきである。「よく分からないけれど覚えていれば点が取れる」みたいな学習方法だと流石に勝負にならない。また、「やらされる勉強」をしている子も苦戦する傾向にあり、上手くおだてて「自主的に取り組む子」に育てていく必要がある。この「自主的に取り組む」は「自分の好きなことだけをやる」でも別に構わない。むしろそういう子の方が「麻布対策」に集中して取り組んで好結果を残したりするからである。このような観点から考えると、麻布に向けた学習というものは入塾直後から始まっていると言っても過言ではないだろう。

有力併願パターン

麻布→栄光→筑駒が最強パターンだが、これは相当な地力が要求される。また栄光に通えるかどうかという問題もあり、このパターンで行ける子は実はそれほど多くはない。最近の有力パターンは、これも通学出来るかどうかの問題を抱えているが、麻布→桐朋→筑駒。自由な校風ということで2日入試が始まった桐朋を組み込むのは主流になりつつある。と言っても麻布がチャレンジで桐朋も五分五分レベルならば3日は当然筑駒は受けられない。この場合は3日に暁星か学習院が良いだろう。そして4日に芝。これならばサピックス偏差値53~4程度の子はバランス良く受けていくことが出来る。50未満で特攻する勇者は2日から学習院の方がベター。麻布対策に特化するとどうしても基礎固めが疎かになってしまうので、本来は楽に受かる学校でも取りこぼしてしまう傾向がある。よって早めに進学先を確保したうえで3日以降にチャレンジしていく方が安全ということ。

※有料ブログ「中学受験を斬る」では併願についてより詳しく解説した「最強の併願シリーズ」を公開しています。2017年度最新版も後日公開しますので興味のある方はご覧ください^^
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コメント
この記事へのコメント
ありがとうございました
大変参考になります。先ずは基礎学力を上げるよう努力したいと思います。
有料ブログでの記事も楽しみにしております。
2017/03/03(金) 09:56:51 | URL | ハリネズミ #-[ 編集]
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