首都圏の中学受験について算数を中心に語っていきます
中学受験ママ育成講座(3) 気をつけるべき家庭での会話
2016年11月15日 (火) | 編集 |
今回は家庭での会話についてお話していきます。

塾の先生の悪口は止めさせよう

これは塾講師の保身のための話ではありません。「親が塾講師の悪口を言う家庭の子供は伸びにくい」という理論が存在するのです。親が塾講師の悪口を言ってしまうと子供の中でその講師への信頼度が著しく低下します。そしてその講師の言葉を軽んじたり、授業に真剣に打ち込まなくなっていくようになります。また、自身の努力不足等で成績不振に陥った場合も「○○先生の教え方が悪いからだ」と責任転嫁をして現状の改善のための努力をしようとしなくなります。また、塾で子供は「うちのお母さんも先生の悪口言ってるんだよ!」と無邪気にペラペラとしゃべることも多く、親の姿勢やしつけ等を疑われる可能性もあります。このように、どんな場合であったとしても基本的にマイナスしか発生しませんので、講師の悪口を認めたり親まで悪口を言ったりするのは必ず避けるようにしましょう。

もちろんそれは講師側も同様にするべきことで、本人に対して親の悪口を言ったり、子供と親の対立の際に一方的に子供の側に立つのは避けるのがセオリーです。子供も言い分を聞いてやりながらも「お母さんも君のことを心配しているからこそあえて厳しいことを言ってくれてるんだよ」とバランスを取るのがテクニックで、「お前の親はサイテーだな。同情するよ。」なんて言ってしまったら家庭の空気の悪化を招くことになり、かえって子供にとってマイナスになってしまいますからね。ですので、お子さんとの会話の中で、講師が親の悪口を頻繁に言っているようなら気をつけた方が良いでしょう。もちろん子供の言うことを100%真に受けないように注意することも大切です。自分の意見を強化するために講師が言ってもないことを捏造するケースもありますからね。

不満は大人同士の会話で解決

前述の「悪口をやめさせる・言わない」はあくまでお子さんとの会話の中でのことです。当然100%講師が悪い時や、どうしようもないハズレ講師であることも多々あります。そういう場合はその講師や講師の上司ときちんと話し合うようにしましょう。いくら家庭での会話で講師をかばったところで、実際に酷い発言や講師が塾で繰り返されているならば親の発言そのものまで疑われることになりますからね。

①子供が講師の悪口を頻繁に言うようになる
     ↓
②まずは講師をかばってそれを否定する
     ↓
③講師か講師の上司に確認を取る(子供には内緒で)
     ↓
④問題があるならば改善を求める
     ↓
⑤問題が改善されて子供が悪口を言わなくなる
     ↓
⑥「ほら、だから言ったでしょ。」で終了

これが基本的な流れですね。③の前に同じ講師に習っている複数の親から情報を集めるとなお良いでしょう。また③の際には「子供は先生のことを信頼しているようですけどちょっと私の方が気になって」みたいな感じでお子さんをフォローしておくと良いですね。とにかく大事なことは子供を悪者にしないことです。お子さんが講師に悪い印象を持たれているところにクレームをつけると「あそこの家は親も子供もダメ」という形で処理されてしまいます。お子さんが好印象を持たれているならば「あそこの家は親はちょっとうるさいけれど本人は良い奴」となりますから、多少クレームを入れようと問題ありません。これはクレームを受ける講師側の率直な気持ちなので信用しておいてください(笑)

まとめ

まとめますと、保護者側も講師側も「子供が周りの大人を信用し、安心して学習に取り組めるような環境を作る」ことを心掛けるべきということになります。それが出来ていない保護者や講師がいるとしたならば、子供の前ではフォローしつつ裏でこっそりと、しかしきっちりと話をつける。それがベストですね。もちろん明らかに子供が悪いような話ならば口裏を合わせた上で成敗しても構いません。世の中には煮ても焼いても食えない子供もいますので、そういう場合に限っては悪者にして叩きのめして性根を入れ替えさせる必要があります。まあ元々は親のしつけの甘さが問題だったりするのですけど(^^;)


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中学受験ママ育成講座(2) 塾に通い始めたら
2016年11月09日 (水) | 編集 |
今回は塾に通い始めたお子さんへの接し方を中心にお話します。

まずは褒めて伸ばそう

私自身は「褒めて伸ばす教」の信者ではなく「鍛えて伸ばす教」寄りなのですが、入塾直後の子供に対しては褒めて伸ばすのがベストだと思います。事前にかなり仕込んでいる子やずば抜けて能力が高い子でない限りは入塾直後はなかなか流れに乗ることが出来ませんし、持っている能力を発揮することも出来ません。自分が知らないことを周りは当たり前のように知っていて、それが前提になって授業が進められていくことへの不安は、大人よりも子供の方が敏感に感じ取ります。そしてその中で手探りながらも精一杯頑張ってくるわけですから、まずはそのこと自体を評価してあげることが大切です。10のうち3しか理解してこなかったとしても、残りの7には目をつぶっておいて、3を大いに評価してあげましょう。そのことによってお子さんは自信をつけ、より前向きに授業に取り組めるようになり、今度は4または5を理解して帰ってくるようになります。もちろんこれには個人差があり、成長がスローペースな子もいますが、そういう子こそ焦って結果を求めたり急かしたりしてはいけません。学習が軌道に乗っていない時点で結果を求めてしまうと場当たり的な暗記学習に走ってしまう危険性があります。またテストの結果を改ざんしたり不正に走ったりしてしまうケースもあります。これらは子供ではなく大人の責任です。そういう行為に走らざるを得ない状態に大人が追い込んでしまっているのです。

勉強のスケジュールを立ててあげよう

4~5年生の子供はどこまでやれば良いか、自分がどこまで理解できているかをなかなか把握することが出来ません。ですので慣れるまでは学習スケジュールを親がきちんと立ててあげるべきです。ただ最後まで親任せで頼りっきりの子は中学に入ってから苦労しますので、途中で独り立ちさせることを前提にして少しずつ本人の意見を反映させていくようにすると良いでしょう。ただその際に気をつけるべきことは「自分が高校や大学の時にしていたような大人の学習方法」を押し付けないようにすることです。あくまで対象は小学生で、学習内容も中学受験です。塾に電話して相談するなどして我が子に合った正しい学習の進め方を考えるようにしましょう。

取りこぼしはあってもOK

スパイラル方式のカリキュラムを採っている塾の場合は4~5年生の時の取りこぼしは致命傷にはなりません。後の学年でまた学習する機会がありますから、そこでカバーすることが可能です。ですので無理に現在の単元を全マスターさせようとする必要は無いのです。それよりも出来る分を完璧に身につけさせる方を優先させましょう。特に算数においては10の内容を60%の精度で身につけさせるよりも、6の内容を100%の精度で身につけさせておいた方が絶対に有利です。最初の学習での精度が低いとのちの学習の時にまた1からやり直す羽目になることが多く、入塾時と同じ「自分が知らないことを周りは当たり前のように知っていて、それが前提になって授業が進められていく」が繰り返されることになります。そうならないためにも範囲を絞ってしっかりと定着させ、身につけたことを大いに褒めてあげましょう。とにかく最初は自信を持つことと受験勉強を苦痛に思わないようにさせることが大切なのです。


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